株式や投資信託は、買うのも大変だが、負けず劣らず売るのも大変なのだ。長く抱え込んで大成功もあれば気づいたら紙屑ということもある。
アクティブインデックス法では波の上下運動を利用するので 、基本的に抱え込むことはない。大きな波を掴むか小さな波を掴むか、そこは運次第として、兎に角、動きが大事だ。
3つの極意
- 上がったら売る
- 下がる前に売る
- 止まったら売る
- 上がったら売る
- 色々な単純テクニカルが考えられる。トレンドを追いかけて例えばこの1年で最大値の90%に来ているなら売ってしまう。 5日間連騰したら売る。購入時の10%利得が出たら売る。
- ここでは、無理な設定をするとタイミングが来ない。大波を狙うと沈没する。
- 下がる前に売る
- これはトレンドでは把握できない。ニュース情報、観測データ、危険予知トレーニングを積むしかない。
- 方向感がはっきりしない時にはとりあえず売っておく。リスク回避の発想。ギャンブラーは買いに出る。
- 下がり始めたら売るのもある。危険ゾーンを設定して割り込んだら売ってしまう。目論見外れ。株式やアクティブファンドではこの発想も外せない。ただし、急激に来る下降、急落には間に合わない。
- のんびりゆっくり無手勝流の場合は、「下がる前に売る」は最初から諦めて採用しない。
- 止まったら売る
- 値動きが無くなったら死んだ資産になってしまうから離れるために売る。言い換えれば、一定期間に売るタイミング(上がること)がなければ売る。
- 下手するとどん底で売ることになるから、最低限の見切りラインを設けていいだろう。ただし、インデックスファンドは通常は止まることはないので、上がり売りのタイミングは必ず設定できる。