米国の利上げと原油安で年末は振り回される?
これは極めて単純に読める。
利上げは過熱した景気を冷やすための操作。だから、アメリカでは今まで通りの右肩上がりの成長は出来ない。マネーは保守的に銀行・債権に戻るものと、海外に出るものがある。
新興国の不安定なマネーは回収されるが、一部はギャンブル的に追加投資されるだろう。
海外での安全運用先に選ばれるのは、日本とオセアニアしかないが、規模的には圧倒的に日本ということになる。
アメリカ国内、新興国から引き揚げたマネーは相当量が日本に入ってくる。
円高、株高が同時に起きる。2016年前半の基本的な流れはこれで決まり。
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原油安は、エネルギーを輸入に頼る日本経済に有利に働く。円高を帳消しにできるかもしれない。日本企業は既に生産拠点のグローバル展開を終えているので、どの道為替による実際の影響は限定的だ。
ここでも起きることはやはり円高、株高。
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日本株は買ってよし。早めに仕込むこと。
外貨・外債は後出しで間に合う。日経平均が2万2千円から瞬間的に2万6千円まで行くことが予見されるから、2万2千円を見てからの出動でいいだろう。早めに仕込むと旨味がない。
外国株、といってもMSCIなら基本的にアメリカの影響にあるから、アメリカ株の動向として捉えればよい。スタンスは同様に、日本株の上りを見てから出ていけばよい。
日経が下がっている今が絶好のチャンスで、2016年3月までは維持、2016年の6月前後に、海外の株などに切り替える。円高、株高の相乗効果で資産を一気に増やすことが出来るだろう。期待値としては15%程度。
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テロ、難民のリスクがどのようい表面化するかで簡単にはいくまい。
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